やねかべコラム_12
2025.1.22 「福やね」のやねかべコラム
今回は、どの金属屋根を選べばいいのかについてです。
金属屋根にはいろいろ種類があっても、一概にこれが良くてこれが良くないというものではなく、お住まいの屋根の現状によって向き不向きがあります。
前回のコラムでお伝えした「福やね」でよく選ばれている金属屋根の特徴をご紹介します。
ファイン瓦は、見た目が瓦の様な、裏にポリエチレンフォーム断熱材を貼ってある金属屋根です。
瓦の雰囲気を残しながら屋根を軽量化したい方に向いています。
重量は瓦の1/6以下と軽く、重い瓦を捲り重心を低くすることにより地震の揺れを軽減できます。
シルキーG2は、「横葺き」屋根です。
ガルバリウム鋼板に遮熱顔料入りちぢみ塗装を施し、裏にウレタンフォーム断熱材を貼ってある屋根材です。
屋根材と下地材の間の空気層と断熱材で熱伝導を抑え断熱効果を高めます。
瓦屋根を洋風に軽量化したい方、スレート屋根の退色・劣化が進んでいる方に向いています。
一閃(いっせん)は、ガルバリウム鋼板を凹凸加工して、ストーンチップを焼き付けしたものです。
焼き付けられたストーンチップのおかげで積雪の落下を防ぎ、雪止め金具が不要です。
隣家との距離が近い等で、屋根に雪を載せておきたい方に向いています。
AT式葺きもガルバリウム鋼板の「横葺き」屋根です。(神社の屋根等で見かける銅板の横葺き屋根を連想してください)
従来、住宅の屋根にAT式のカバー工法は多く施工されてきましたが 結露が心配され、近頃はシルキーG2の様に断熱材と一体化した屋根材に取って代わられる様になりました。
ですが玄関ポーチの屋根や、瓦屋根の軒先に葺かれた裾葺き等、お部屋を暖房しない場所の屋根では結露の心配がないため向いています。
裾葺き等に使われる銅板はピカピカの赤橙色から緑青へ経年による色の変化を楽しむことができるうえに、長く持つとされている屋根材なのですが、瓦から酸性雨が一点に伝うことで穴が開き、雨漏りしてしまうことが多く見られます。
その場合、緑青に近い色のガルバリウム鋼板をAT式葺きにすることで元の雰囲気を残すこともできます。
立平(たてひら)葺きは、軒に対して垂直に葺く「縦葺き」屋根です。
1枚のガルバリウム鋼板を縦に継ぎ目なく葺いていくため 排水が良く、屋根の勾配が緩い場合でも施工が可能で、近頃の新築でも人気の屋根です。
太陽光パネルを設置する場合にも、金具の取り付け時に屋根に穴を開ける必要がないため向いています。
瓦棒(かわらぼう)葺きの場合で、錆や腐食が進み 塗装では手に負えない程の状態でも、屋根下地が傷んでいなければ端部を補強してカバールーフ工法ができます。
あきらめないで「福やね」にご相談ください。
折板(せっぱん)葺きは、金属の板を折り曲げ加工した屋根です。
倉庫等の大型の建物やカーポートの屋根で多く用いられています。
折板の場合でも、カバー工法が可能です。
これまでの折板屋根と新しい折板屋根の間に断熱材を挟みこむこともできるので、暑さ対策も可能です。
一度にご紹介してしまいましたが、やっぱり「私の家には何が向いてるのか分からない」という方は、どうぞ「福やね」にご相談ください。
フリーダイヤル 0120-291-487