やねかべコラム_8
2024.12.18 「福やね」のやねかべコラム
こんにちは。 近頃は日が暮れるのが早くなり、早く帰らなくては と思うようになった 「福やね」営業担当の大﨑です。
さて今回は久しぶりのメリット・デメリットシリーズ!
柴田商事株式会社「福やね」の代名詞!「金属系屋根」編です。
金属系の屋根と聞くと皆さんどのような物を想像しますか?
昔ながらの波柄のトタン屋根とか工場みたいな青色の屋根だとか、あとサビが出て真っ赤な屋根だとか、あまり良いイメージが無いのかな~なんて皆さんの事を想像しちゃいます。
現在、市場に流通している鉄製品のメッキ鋼板というのは「ガルバリウム鋼板」「トタン」「ブリキ」がほとんどで屋根材としては「ガルバリウム鋼板」と「トタン」がこの中で使われています。
じゃあこの3種類は何が違うの?ですが、まずは「ガルバリウム鋼板」
「ガルバリウム鋼板」は現在、建築資材に最も使われている鋼材でして、鋼にアルミニウム55% 亜鉛43.4% ケイ素1.6%の合金をメッキしたものです。
耐久性能が他の2種類より高く、この上に各色の塗装がされた鋼板を屋根材の形状に加工して建物の屋根に施工します。
塗装にも様々な種類がありここでは割愛しますが「塗膜15年保証」の付いた塗装を施された鋼板材もありますから昔と比べ驚くほどの耐用年数を持っています。
メンテナンスの状況にもよりますが 約40年の耐用年数があります。
次に「トタン」です。最近では建築資材に使われる事は少なくなり、徐々に「ガルバリウム鋼板」に取って代わられているみたいですが、まだまだ現役です。
トタンはメッキ成分のほとんどが亜鉛です、耐用年数も「ガルバリウム鋼板」より短くなります。これに先程と同様に塗装を施し製品として流通している物がほとんどです。
次に「ブリキ」です。現在、金属屋根の施工業者さんのほとんどは「板金屋さん」と呼ばれていますが、昔は「ブリキ屋さん」なんて言われていたくらいで、金属系の屋根や外壁は「ブリキ」のイメージの方も多いかもしれません。
「ブリキ」はスズをメッキした鋼板で建築資材に使われることはほぼ無いそうで、缶詰の容器やバケツなどに使われる事がほとんどで、昔はブリキのおもちゃなんてのも主流だった時代がありましたよね「ブリキ」は傷がつくとメッキしたスズより鉄が先に錆びるため風雨に晒され長い耐用年数を求められる建築には向かない素材のようです。
豆知識ですがスズは人の体内に入ってもすぐに排出される為 安全性が高く、缶詰の素材にピッタリなんだそうですよ!じゃあ缶詰いっぱい食べようかな~
< 参考資料 > ブリキのおもちゃ(笑)
では現在屋根材に向いている鋼板が「ガルバリウム鋼板」で、ほとんどの金属系の屋根が「ガルバリウム鋼板」だということがわかりました。
これからが本番!
次回からは、金属系の屋根のメリットとデメリットをお伝えします。