やねかべコラム_5
2023.10.4 「福やね」のやねかべコラム
毎度おなじみ、やねかべコラムのお時間です(*^-^*)
前回は朝晩涼しくなってきましたね~ってお話でしたが季節の移ろいは早く朝は寒いくらいですよね!
皆さん体調管理にはお気を付け下さいね(^^)
さて、前回までは瓦のメリットとデメリットをお伝えしてきました。今回は大﨑が瓦屋根の次にシェアがあると体感している、
「スレート屋根」のメリットやデメリットを皆様にお伝えしていきます‼
じゃあまずはスレート屋根とは何ぞや⁇ですが・・・成分の約85%がセメントで残りの15%が繊維状の素材(人工繊維か天然繊維)で出来ている屋根材です。
2004年(完全禁止は2006年)以前は素材の強度を確保するためにアスベストが使用されていました。
2004年以降は基本的にアスベスト無しのスレート屋根材しか使われていませんが、それ以前のアスベストを含んだのスレートは非常に丈夫なため今でも多くの屋根に残っています。
アスベストによる健康被害などは皆さんもご存じかと思いますが、つい最近までアスベストの入った屋根材が使われていたんです‼恐ろしや~((+_+))
若かりし頃の私はそんな事とはつゆ知らず、せっせとスレート屋根の施工に勤しんでおりました。若いって素晴らしい‼
「スレート屋根」って言われてもなんとなくピンとこない方もいらっしゃるかと思いますので「コロニアル」とか「カラーベスト」とか言っちゃったほうが分かり易いと思います。
「コロニアル」や「カラーベスト」って屋根や外装材の会社㈱ケイミュー(旧クボタ松下電工)の商品名でして、なんとなく「サランラップ」みたいに一般名詞の様に呼ばれてますが(サランラップは商品名で食品用ラップフィルムが本当の名称だそうです。)
本当は他のメーカーさんからも同様のスレート屋根材が発売されているのですが、「コロニアル」って一括りにされちゃうくらいメジャーな商品なのです。
(※写真はケイミュー 「コロニアルクァッド」)
ではいよいよスレート屋根材のメリットやデメリットをお伝えします。
まずはメリットその1
やはり軽いという事でしょう!過去のブログでもお話しましたが建築基準法では軽い屋根材に分類されています、瓦屋根の約半分以下の重量で1㎡あたり約20kgです。
屋根の重量が軽いという事は建物の重心が低くなり負担が軽減、軽い事により重たい屋根より耐震性も向上しています。
1995年の阪神・淡路大震災以降、屋根材にコロニアルを選ばれるお宅が急激に増えた様に感じます。
メリットその2
価格が比較的安価という事です。
屋根材1㎡あたりの簡単な概算比較は、次の通りとなります。
スレート屋根材 ¥7,000~¥8,000
瓦屋根 ¥10,000~¥11,000
ガルバリウム鋼板(金属屋根) ¥8,000~¥9,000
材料費と施工費を合わせた概算ですのでこれに足場費用等の付帯工事費用が別途かかってきます。
メリットその3
デザインやカラーバリエーションが豊富です。下の写真はケイミューのコロニアルグラッサの色見本です。
よりどり16色ありますからきっとお好みの色が見つかるはず☆
メリットその4は屋根材のシェア率が高いので、施工できる業者さんが多くいる事です。もちろん我々「福やね」でも施工できます‼
屋根材本体の施工だけではなくメンテナンスの塗装や修理なども事例が多く、知識や方法が確立されていることも安心材料の一つですよね。
いかがでしたでしょうか⁇ご覧になっていただいている皆様のお宅の屋根もスレート材の方がいらっしゃると思います。
今回はスレート材のメリットをお伝えしました、次回は・・・心苦しいですがスレート材のデメリットを・・・
どの屋根材にもメリット・デメリットは存在します、建物も私たち人間と同じで歳を重ねれば病気にもなります、私たちと違うところは「寝れば治る‼」は無いところです。
やはりこまめにメンテナンスをすることで建物は驚くほど長持ちします、しかしそれには当然費用も時間も掛かります。
ご自宅の屋根のメリットやデメリットを知っていただいて、上手に付き合っていただき時期がくればメンテナンスを施し、そしてお住まいの人も建物も末永く健康に時を重ねるお手伝いを、と私たち「福やね」のメンバーは考えています。
「すべてはお客様のために」を合言葉にメンバー全員がお客様にとって最高の屋根を提案します。