思いがけない雨漏りにご注意ください

みなさんは ご自宅のベランダや屋上に出てみることってどのくらいありますか？

洗濯物を干している方には毎日の事かもしれませんが、近頃は部屋干しのご家庭も増えているようですし、福井ではこの季節はお天気が良くないのであまり出る方は多くないかもしれません。

先日、屋根が平らな陸屋根のお客様から雨漏りがしているとのお問い合わせがありお伺いすると、屋上防水のドレン（排水口）の詰まりが原因でした。

ここからは我が家で実際にあった話しです。

忘れもしない２０２０年１２月２２日 の雨の夜、仕事から自宅へ帰った私は何となくいつもと違う雰囲気を感じて和室へ入りました。

掃き出し窓の障子の下の方が濡れているのに気付き、結露にしてはひどいと思い障子を開けると、鴨居と窓のアルミサッシの間から水が流れ落ちていました。

一瞬で理解した私は、その真上のベランダへ直行しました。案の定ベランダがプールになって、防水の上端から雨水がオーバーフローしていたのでした。

ゴミ袋とタオルを取りに行き、制服のまま素足でプールの中へ入り（１２月ですよ！！）排水口の落ち葉を取り除くと、溜った水は引いて行きました。

幸いにも溜った水は見た目には透明だったため、和室は水を拭き取って乾いてしまえば跡形もなく元どおりです。

障子は元からめくれていたので後日自分で貼り替えました。

毎年寒くなる前にベランダの掃除をしていたのを忘れてサボったツケが回ってきたのでした。

それから数年、和室の木目の天井は窓の近くだけ薄っすら黒ずんでいるように見えます。

みなさんは私のような失敗をされないように、家の周囲に庭木がないと思ってもどこからか枯れ葉は舞い込んでいるものです。

ちょっとしたことで防げる雨漏りもあるということでした。